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福岡死闘編


by whoready
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W杯もういっちょ

サッカーに詳しくない人間がW杯についてもう一つ書いてみる。


先日の日本代表の敗退。


残念ながらパラグアイ戦は観戦できなかったので、最後の試合内容の詳細は知らない。

ただ、ベスト8を決める試合で0-0のスコアだったことは大健闘だったと思うし、一方で1点も取れなかったのだから、そこまでの力しかなかった、それが実力だったのだろうなとも思う。

いずれにせよ、大勢のにわかサポーターの一人として、僕も彼らのここまでの健闘っぷりには心打たれるものがあった。

ただ、僕がいかに感動したかなんて話はいったん脇において置いておこう。巷にあふれている感想とたぶん変わりがない。



今回の日本代表のことに関しては、それはまあ、多くの人がコメントしているけれど、同じものを見ていても、プロの人達が書いていることは、やはりいろいろと考えさせられるし、かつ、それぞれに違いが際立っているので非常に面白い。

まずはスポニチ連載コラムから

真の強者になるために 【西部謙司】 2010年06月30日 

選手能力任せここが限界… 【金子達仁】2010年07月02日

共通しているのは日本代表はけして強くなかった、ということ。両人とも辛口の意見なのだけど、西部さんは「まだまだやることがある」と結んでいるのに対し、金子さんは「この結果は岡田監督とサッカー協会の責任だ」とまで辛辣に言う。

金子さんはもう少し監督と代表に対しねぎらいの気持ちを持ってもいいんじゃないだろうか。大会前からずっと批判的だった金子さんのスタンスは正しいと思う。だけれど寄り道もせず最短コースで強豪国になんかなれっこないのだから、今回のような結果があってもいいじゃないか。

ちなみに西部さんが言っているFWのことに関してはKBCの武内アナウンサーがツイッターで「・・・あと強力なストライカーが出てこないかな?あのウルグアイのスアレスのような。そうしたら、世界に伍して戦えるのに。」と言っていた。



一方、周辺に対して辛辣だったのは この方
週刊上杉隆(ダイヤモンドオンライン) ワールドカップ敗退で歓喜している国に、ベスト4など永遠に無理な話だ

上杉さんは鳩山邦夫の元秘書で政治関連のことを書いているフリージャーナリスト。既存のメディアに対してきついことを言う人なのだけれど、残念ながら今回はちょっとずれていると思った。

政治報道はショーであってはいけないけれど、スポーツ報道はそこまでストイックにやらないといけないものだろうか?上杉さんが心配しなくても、辛辣に現状分析する人は現にちゃんといるし、公共放送のアナウンサーや元選手の解説者が少しくらい興奮したからといって、別に目くじらを立てるようなことじゃないと思う。

小太りの面白いおっさん監督(実は神様)をネタとしてみるスポーツの楽しみ方だってあるくらいなのだから。

それに今日負けたブラジルの人たちは明日以降も今まで同様真剣に他国の試合を見るのだろうか。じゃあ、一次リーグで敗退したイタリア、フランスの人たちは?



結局一番しっくりきたのはこちら
岩佐徹のOFF-MIKE 2589「楽しんだ ありがとう!~サムライ・ブルーに拍手~」(6月30日)

金子氏に対してはけちょんけちょん、別件では上杉氏を皮肉っていた、めった切りおじいちゃんもこの日のブログでは穏やかな文章。

もともとはサッカーやテニスの実況アナウンサーで、思うところも多々あったに違いない岩佐さんをして「美しい」とまで言わせた日本代表はやはり素晴らしかったのだ。


闘莉王「おれたちはへたくそなんだから、泥臭くやんなきゃ勝利なんて転がってこないよ」
・・・こんな台詞を聞いたらしびれるよな。
by whoready | 2010-07-03 03:11 | ニュース